水まわりの白いカルキ汚れを家庭用のダイヤモンドパッドで落としてみるが…

ステンレスシンクとか陶器の手洗いとかに付着する白い汚れ。プロだと酸性のつけ置き用洗剤で処理、落ちなかった部分はセラミック砥石で削って終了です。が、一般家庭では「キッチンで危険な酸性洗剤使いたくない(業務用は基本強力)」とか「5Lも洗剤要らない(業務用は基本大容量)」とか「砥石高い(業務用は基本ハイスペック)」とか現実的ではないし、かと言ってナイロンタワシでガシガシやったら傷がつくので、ホームセンターで比較的安く手に入るものでどこまでキレイになるか実験しました。現状はこんな感じ。

カルキには酸

カルキには酸が効くってことで、汚れにキッチンペーパー敷いてクエン酸ぶっかけ放置(理屈でいえば半分に切ったレモンでタワシのようにゴシゴシやっても良さそうだけど、今回はしない)。

で、効果ですが。
当然プロ用酸性洗剤よりはるかに弱い。約一時間つけ置きで「なんとな~く落ちてる気がする」程度。恐らく湿布してラップして1晩ぐらい放置してやっと「結構落ちたかな」という感じではないかと。「お掃除にはクエン酸」なんて話があるけど、あれはたぶんキレイ好きでいつもシンク周りピカピカな人界隈での日常清掃話では?なんて汚れをため込んだシンクの前で考えながら、傷をつけずに汚れを落とせる研磨パッドで削ることにします。

ホームセンターで売ってるダイヤモンドパッド

使ったのはクレニズムで扱っている家庭向けの研磨用ダイヤモンドパッド

これ業務用研磨材メーカーのヤナセが一般向けに作った製品。硬いダイヤモンドパウダーとレンズ磨き等に使う酸化セリウムが主要材質でやる気満々業務用丸出し(ただし小さい)。類似品もホームセンターで1000円前後で売ってます。これを使って擦ってみると…。

20分頑張ってこんな感じ。汚れの薄い所は光沢出てキレイになるが、カルキが分厚い所はまだ残っている。腕は疲れるし、その割にはキレイにならないし、完璧に汚れ落とそうと思ったらまあ大変。

そんなわけで

家庭用ダイヤモンドパッドでカルキを削るのは重労働です。そもそもこの手の家庭用は汚れ付き始めた時に使う商品ですので、蓄積した汚れは簡単には落ちません。なので。水まわりは日常的に吸水クロスで拭き上げて、ちょっと汚れたな…くらいの時にダイヤモンドパットで削って、汚れを堆積させないのが正解。まあ、そうできないから何とかしたい…という話になるんですが。

では、もしガッツリ汚れるまで放置してしまったなら。その時は、潔く研磨剤入りナイロンタワシとかクレンザーで傷は気にせずゴシゴシ磨く。それが嫌ならダスキンさんなりおそうじ本舗さんなりにお金払ってビカビカに磨いてからコーティングしてもらうのが良いです。

ちなみに…

コスケムの酸性ヌリッパーと言うつけ置き用酸性洗剤を原液で塗って30分放置した後、食器洗い用スポンジで磨いたらこんな感じ。なかなか良いです。
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