マイクロファイバークロスにも色々あるので、特長ごとに分類してみた

●綿の雑巾でガラス拭いた時に毛が残るのが嫌な時はマイクロファイバークロス。
●毎日の掃除で洗剤使うの面倒な時はマイクロファイバークロス。
●綿の雑巾の臭いが気になるときはマイクロファイバークロス。
…最近は何でもかんでもマイクロファイバークロスですが、用途もいろいろあるのでクレニズム掲載商品のいくつかを拡大写真で撮影して比較しました。原寸よりかなり大きめです。メーカーの設計意図が想像できたりして興味深いです。

雑巾替わりに使えるタイプ

マイクロファイバークロスは濡らしてから固く絞って使うのが基本ですが、この手のタイプは割と厚手なので、雑巾のように水を含ませ気味でも使えるタイプ。少量の水滴なら吸水も可能です。生地が厚い分抱き込める汚れの量も多め。

セイワ マイクロス


「清掃作業にはとりあえずコレ持ってけ。何かしら使えっから」という汎用製品。写真見てわかるとおり、結構厚手でタオルっぽい雰囲気です。ホームセンターなんかで見かけるマイクロファイバークロスに一番近いかも。アイツらすぐヘコたれるけど、これは割と耐久性高いです。

テラモト FXマイクロ抗菌クロス


こちらもタオルっぽい雰囲気の汎用クロス。写真からはセイワのマイクロスよりも「水吸います」的な雰囲気が伝わってきます。表は粗拭き・裏は仕上げ…と使い分けが出来るのが売りだけど、掃除の時に意識して使いこなす余裕あるかな?臭くなりにくいマイクロファイバークロスに抗菌仕上げまで施し臭い抑えた、家庭での使用にも向いている製品。

3M スコッチブライト ワイピングクロスNo,2012


写真見るとデコボコが沢山あって、汚れをかき取りやすい織り方なのが分かります。が、こちら10枚入りの安いタイプで、生地は結構薄くてテロテロ。

そんなわけで、消耗品と割り切ってガシガシ使って汚れたり破れたら潔く捨てる…という使い方がおすすめ。

セイワ ポリッシュマイクロス


硬いデコボコが規則的に並ぶ、面白い織り方の生地。マイクロファイバーには珍しく、ナイロンタワシのようなシャリシャリした硬い手触り。これはもう完全に汚れのこすり落としに特化した製品。薄手で力を入れやすいので、水まわりの白い汚れとか黄ばみとかの磨き上げに使いやすいです。

ガラス・鏡磨きに適したタイプ

ガラス・鏡用というと、目が細かく織られた薄手の生地が特長。クロスが水を含んでいると拭き跡残りやすいので、キツ~く絞って作業するのがキレイに仕上げるコツです。洗剤を使わなくてもちょっとした皮脂や油なんかはキレイになるので、スマホ・タブレット・メガネとかのを拭き上げるのに重宝します。

ジャンプ・ショーワ ガラスダスター


クレニズム掲載中で最も目が細かい、ガラス磨き用クロスの定番。スマホの皮脂汚れ程度なら、手で圧をかけながら拭くと乾拭きでも十分いける優秀な製品。

ただし、薄手故きつく絞りにくいのが難点。力の弱い人だと絞り切れず、ガラスに水分が付着して拭き跡になる場合があります。

ジャンプ・ショーワ ガラスダスター ツーシャイン


上記ガラスダスターより厚く水含み良く、緩絞りで汚れ落としにも使える。例えば固着汚れは1度水を含ませ気味で粗く拭き、2度目に固く絞って仕上げ…とか。

ガラスダスターより絞りやすいので、力の無い方には使いやすいです…が、一般的なマイクロファイバークロスに寄せてる感じ。「プロツール」度が高いのはガラスダスターの方?

3M スコッチブライト ワイピングクロスNo,5000


厚い部分と薄い部分が交互に出てくる織り方のクロス。極薄のきしめん状(?)の繊維のエッジ部分で汚れをすくい上げるような感じでかき取り抱え込む構造らしいです。3Mらしく「他のマイクロファイバーとはちょっと違うぜ」感満々。

使ってみると上記2製品より厚みを感じるし、糸の織り方からしても磨きより汚れ落とし効果を狙った感じではないかと。

という訳で…

当り前っちゃ当り前なんですが、生地が厚くて目が粗いのは汚れ落としや雑巾に、生地が薄くて目が細かいのは磨きに…ということです。自分の用途にちょうど良いバランスのクロスが見つかると、手放せなくなると思います。とりあえず写真比較して直感で選んで見てください。