JセンサーXPが初期不良?

ホール等のカーペット掃除機の定番、ディバーシー JセンサーXP。カーペットの毛の長さを感知しながらチリ・ホコリを叩き出して吸い込む優秀な機械です…が、使用する前にちょっとした儀式があるので今回はその話。

この掃除機、ヘッド・ボディ・ハンドルをバラした状態でお届けとなるので、使用前に組み立てなければなりません。で、組み立った、コンセントつないだ、スイッチ入れた、一瞬電気が流れて動かなくなった!?

「初期不良か?」

という問い合わせがたま~にあるのですが、実は組み立てに失敗しているケースが多いのです。なにせこの機械、業務用だけあって複雑な基板・繊細な部品ほとんど使っておらず頑丈。水かけたり階段から突き落としたりコード持ってコンセントから引っこ抜いたり…と激しくいたぶらなければそうそう壊れない。

実は、組み立て方にコツ…というか注意点がありまして。チェック項目を取扱説明書の図で説明しますと…
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【失敗1:ハンドルが奥まで差し込まれていない】

ハンドル(3)下端に埋め込まれた端子がボディ(6)の端子と接続する構造ですので、差し込みが甘いと通電しないか、最悪スパークして端子が溶け終了です。
使用中にハンドルキャッチ(22)が跳ね上がってしまい、ハンドルがロックされず抜けかかった時も同じ症状が出ます。要注意です。

【失敗2:ボディがヘッドに垂直に差し込まれていない】

(20)の横の端子がボディ側端子に曲がって差し込まれるとスパークが発生。端子が溶けて終了となります。日本のメーカー品だと間違った状態に絶対組上がらないような仕掛けが施してあったりするのですが、そこは外国製で業務用。曲がった状態でも当たり前のように組みあがってしまう不親切設計。失敗したら「お客様の過失」。…。ここがこの機械の欠点です。

安い機械ではありませんから、コンセントにつなぐ前にあわてず上記の2点をじっくり確認していただけると失敗しないと思います。色々脅かしましたが、組み立て自体は決して難しくありませんのでご安心を。