【2015年追記版】ラビットのリアルファーを洗濯してみた

降雪の雪かきで汚れ、汗まみれのお気に入りダウン。でも、襟がラビットファーなのでクリーニングに出すと数千円。それに毛皮のクリーニングの仕上がりってペタッとしたりして納得いかないことが多い。で、これはもう自分で洗うしかないと。「どうせウサギは雨に濡れながら生きてんだから大丈夫」とか相当適当なこと言って勇気奮い立たせてチャレンジ試みました。

…とは言っても。やみくもに洗っては玉砕必至なのでまずは情報収集。こういう作業はチキンに徹することが大事。

ファーは油分が抜けるとカスカスガサガサになり、最終的には毛が抜ける

という記述を発見。恐ろしい。
でも、裏を返せば油を極力落とさず洗えばいいってことでは？清掃では油やタンパク質はアルカリ洗浄で落すんだから、油を抜かず毛皮そのもの(タンパク質)も痛めないためには…中性か弱酸性の洗剤か。

髪のキューティクルは冷水につけると閉じ、光沢が出る

美容院のサイトを見てるとこんな話が。お湯で汚れをしっかり落とした後に冷水…はセレブの常識なんだそうで。これ髪の話だけど、結局ウサギの毛も同じでは？

さらに「トリートメント(人間用)は髪の油分を補う」らしい。おお、確かに成分表見ると油剤・保湿剤たっぷりだわ。じゃ、これも採用。

で、いよいよチャレンジもちろん洗い桶で手洗い

①：洗剤が反応しやすく毛皮を傷めないであろう40℃ぐらいのお湯を準備し、規定量よりチョイ少なめの中性洗剤…今回は身近にあった花王のエマールを投入。スペースショットでも使えば宣伝になるけど、今回は我が身がかわいいのでチキンに徹する。
②：ファーをダウンから取り外し、ゆっくり沈めて優しく押し洗い。

洗剤の力で汚れは落ちる…と言い聞かせ、とにかく揉まない擦らない。それでも水、かなり濁ってくる。

…。こんなの首に巻いてたのかよ。きったね。

③：ファーを洗剤液から引き揚げ、丸めて優しく握り絞り。今度は冷水流水の中に投入し、泡が出なくなるまで優しくゆすりながらすすぎ洗い。
④：新たに貯めた冷水中にヘアートリートメント剤を投入撹拌しファーを泳がせる。丸めて優しく握り絞った後、1分洗濯機で脱水。
⑤：厚手のマイクロファイバータオルで優しく包み、残った水分を吸い取る。乾くのに時間かかると臭くなりそうなので。意味あるかどうかはわかりません。
⑥：ちなみにこの段階ではボソボソの状態。

「こりゃ失敗したか？」と一抹の不安を感じつつも、ここまで来たらどうしようもない。除湿機ぶん回しながら部屋干し平干し乾燥。頃合いを見て、ドライヤーで毛束ほぐしながらふんわり仕上げて優しくブラッシング。

洗い上がりはこちら

おお、きっちり復元！…厳密にいうと、トリートメント剤のせいか元の状態より柔らかふんわりに仕上がってしまったけど、まあ成功の部類。それより何より汚れが水にしっかり溶け出たところ見てるから、精神衛生的にも良い。作業中はボロ雑巾みたいになるもんだから心配したけど、十分満足。

作業終わってから「もしや洗剤は、実は人間用かペット用の弱酸性シャンプーがベストなんじゃ？」なんて思いましたが、それはまたそれ。気が向いたら来年試します。

今日のおすすめ

押し洗いにはでっかい金ダライなんかがベストだけど普段は邪魔…なんて人にはこんな感じのバケツはどうかなと。

液を量りやすいメモリ付きだし、角型だから収納もしやすいし。ただしアメリカブランドの中国製なので、作りはラフでバリとか普通に残ってるから使用前にカッターで削ったりした方が安心です。詳しくはこちらをどうぞ。