「なんかトイレが臭いんだけど!」原因はいったい…?

最近の便器はやたら高性能で、汚れ溜まりにくい形の上に防汚コーティング、さらに流れる水は除菌水…臭う要素がほぼ無くなってますが、一昔前の便器や廉価タイプはそうはいかず。

「ちゃんと掃除しているのになんだかトイレが臭う」
「引っ越した先のアパートのトイレがどうにも臭い」

なんてことがよくあります。いったい原因はなんなのか。ざっくり言うと
1)おしっこに含まれる尿素が菌に分解されてアンモニア臭発生。
2)その後、尿中のカルシウムが軽石状の尿石となり便器に張り付いて菌の温床に。

この1)・2)の連続ループで臭いが発生し続ける仕組みだそうです。見た感じきれいなのに「臭うな」と思ったら、便器のフチ裏鏡使ってのぞいて見てください。尿石ビッチリでビックリ…なんてことも。

ともかく。臭いは早めに対処する。手っ取り早いのは、消臭・芳香剤で脱臭しつつ香りでごまかすか除菌剤入り洗剤で定期的に除菌するか。これで一時臭い消えますがすぐ復活。いたちごっこ。こうなりゃ根本を取り除くしかない。つまり、雑菌だまりの尿石引っぺがす。

除去方法

尿石は酸性洗剤で攻めます。例えばこれとかこれとか(プロは劇物の強いの使いますが…)。洗剤をペーパー等に染み込ませ尿石に貼り付け30分ぐらい放置。浸透したらこれとかこれで強引に削り落とす。これで見た目スッキリ臭いもスッキリ。とはいえ、文で書くほど現実甘くない。実際は悪臭の中、便器抱えて小一時間おしっこの残骸と格闘ですから屈辱感やらなにやら悲しくなってきます。自分のならまだしも、誰だかわからん前の住人の尿石落としなんてなおさら。が、こればかりは覚悟決めて頑張るしかありません。

ただし。怒り心頭で酸性洗剤つけ置きし過ぎ便器表面荒れ、鬼の形相でガリガリ削ってさらに荒れる。最近の便器だとコーティング剥がれちゃたり。結果、臭いはとれたけど前より汚れやすくなっちゃって、あっという間に元通り…なんてこともあります。

コーティング方法

そんな時は防汚効果のあるコーティング剤で表面再処理します。ちょっと面倒ですが、このタイプは素人でも結構うまくいきます。手順はこんな感じで。



もし自信がないなら、コーティング剤入りの洗剤を定期的に使うのもお勧めです。さらには尿石をバクテリアが食ってなくす?!というなかなか強烈な定期清掃用洗剤もあります。対処法いろいろありますので、気になるようでしたらお試しください。