「施設利用者が嘔吐した!ノロウィルスに感染しているっぽい!!」…前もってシュミレーションしていないと慌てますね。大人になっても予習は大切。
処理方法が内閣府 食品安全委員会のサイトにありました。 http://www.fsc.go.jp/sonota/dokukesi-norovirus.html
要約すると…
●おう吐物は静かに拭き取り、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度1000ppm)入りビニール袋に密閉・廃棄 |
●汚染場所は次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)を浸し、拭きとり、水拭き |
※ポイントはとにかく速攻処理。汚染域から人を遠ざけ、乾く前に除菌。乾いちゃうとウィルスが宙に舞って拡散する場合があるらしいので、ウエット状態のうちに殺菌 |
この時、除菌に使うのが次亜塩素酸ナトリウムという液体。といっても難しいことはない、どこでも売ってるただの塩素系漂白剤(ハイターとかカビキラーとか)です。拭き上げ用除菌液は指定では200ppmだから、例えば水5リットルに塩素系漂白剤50ミリリットルとかなり薄めです。
で、そのパニック時はそれでOKなんですが、「しばらく除菌液でテーブルとか拭いときましょうね」なんて事になると、なんせもとは漂白剤ですから色々トラブルが出たりして。そう、繊細な素材だと微妙に色抜けたちゃったりするのです。それにこういう時って、みなさん菌を殺したい一心で規定より濃いめの液を作りますからね。拭き上げたばかりのカウンターにしらずに腕置いたら服の袖が脱色しちゃってた…とかそんな事故も結構あります。
…ってなわけで、洗剤メーカーは触れても色抜けしにくい除菌洗剤なんかを出してたりしますね。お役所は推奨していませんが…。
今日のおすすめ
施設にとりあえず1つ置いとけ…っていうなら シーバイエス らくらく汚物処理キットがフルセットで簡単です。
一回使い切りで4100円と結構高いですが、拡散させちゃうと賠償とか風評とかエライ目にあいますからね。安心を買ったと思って是非。 流行するとあっという間にメーカー欠品となりますのでお早めにどうぞ。